産経新聞より抜粋
止まらない駅員への暴力行為 運動と日光浴でストレス対策を
酔客だけでない...
民鉄協のまとめでは、加害者が飲酒していた暴行事件は499件で、昨年全体の57・4%。東急では「(暴力行為は)夕方以降、飲酒されている場合が多い」と明かす。
しかし、統計では「飲酒なし」も241件と3割弱に上る。JR東日本は「突然手を出される場合もあり、一概に、『こういうときは気をつける』とは言えない」と対策の難しさを語る。「突然キレるのは、衝動が抑えられなくなる脳の一時的な機能障害なんです」と説明するのは、東邦大学医学部の有田秀穂(ひでほ)教授(統合生理学)。脳には衝動をコントロールする「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という部位があり、円滑に働かせるために「セロトニン」という物質が分泌される。しかし、「セロトニン」は疲れやストレスで減少してしまう。
こうした影響からか、朝よりも疲れがピークに達する夜、週末に向けて駅員への暴行事件が多く発生する傾向にある。機能障害はあくまで一時的なもののため、「突然」に見えるのだという。
◆PC生活に潜む罠
ではなぜ、暴行は年々増加傾向にあるのか。
セロトニンは、運動や太陽光を浴びることで分泌が促進される。有田教授は、パソコンが爆発的に普及した「IT革命」や、ネットカフェなど24時間営業店の増加で人々が運動不足と昼夜逆転生活になり、セロトニン欠乏に陥っているとみる。
警察庁の犯罪情勢では、暴行での年齢別摘発人数は、過去10年で30代で3倍。40代で4倍。有田教授は「体を動かし、太陽光を浴び、人と触れあう。日常的に継続すれば克服できるでしょう」と話す。
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